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2018.03.05

FCC賞2017公開審査会レポート

「もっともっと若いやつが死ぬ気で頑張ってFCCを盛り上げて欲しい」
懇親会の受賞者挨拶で、左俊幸さんが語ったこの言葉が心に刺さりました。

昨年末、じゃんけん大会に運よく勝ち抜いた私が2月3日、福岡で行われた「FCC賞2017公開審査会」の様子や、
感じたことをみなさんにお伝えしたいと思います。

申し遅れました、CCN会員の内藤 友貴(ないとう ゆうき)といいます。
昨年1月まで百貨店で販促の仕事をしていましたが、コピーの魅力に取り憑かれ、CCNに入会。
転職活動の末、現在は栄にあるオフィスオフサイドという制作会社でコピーライターをしている34歳です。

当日は、曇天に小雪舞う博多駅から地下鉄で数分、会場となる電通九州支社に入ると、エレベーター前でこんなポスターが出迎えてくれました。

「鬼のような仕事ほど、福をよんでくれるかも。」

「あの審査員は、鬼か?福か?」


そのエレベーターで11階ホールに向かいます。
会場では各座席に観覧者賞の投票用紙、懇親会の案内のほかに、この日が節分だったこともあり、豆がw

司会者さん「気に入らない作品があったらこれ投げてくださいね」


開始予定時間15時を過ぎたあたり、事前審査の写真や審査員の紹介を2、3分にまとめたムービーとともに壇上に審査員の方々が登場。
今年の審査テーマは「まっすぐなコピー」。

審査会ついに開始


(余談ですがムービーのBGMにはインストバンドLITEとTABU ZOMBIEの「D」という、ベースラインに絡むトランペットが印象的な曲が使われており、音楽好きの私にはグッときました。審査会の期待感を盛り上げる絶妙な選曲に動画撮っておくべきだったと後悔…)

審査会の流れは、FCC賞を受賞した全33作品をランダムに上映。
司会者からランダムに指名された審査員2名が「その作品に投票したか、していないか」と「その理由」をコメントしていくという形式で進行していきます。偶然にも、票を入れていない審査員が指名される場面が頻発。苦笑いとともに「…実は入れていないんですが」という枕詞が連発。本音に近い?ガチンコ感溢れる講評となりました。

講評後は、会場内の観覧者による「観覧者賞投票」を挟んで、全審査員による「最高賞投票」が行なわれました。しかし、この選定が紛糾。全9名の審査員の票が割れ、その上位2作品による決選投票となるも、5票vs 4票という僅差。協議の結果、FCC代表の久富氏が「これはどちらも最高賞でしょう」の声のもと下記の作品が栄えある最高賞に選出されました。

FCC最高賞

ジャパンパークアンドリゾート/スペースワールド閉園広告シリーズ/河西智彦・熊崎紀子(博報堂)/TVCM

サンギ/「おから茶ダンス」篇/細田佳宏(タイガータイガークリエイティブ)/TVCM


また、特別審査員賞ではCCN会員である3名の作品が選ばれました。
おめでとうございます!

特別審査員賞 井村光明賞

エフエム群馬/特殊詐欺キャンペーン「家族クイズ」篇、他/福田晴久(電通中部支社)/RACM

特別審査員賞 古川雅之賞

リトルワールド/心を撃ち抜く味。/鈴木義野(電通名鉄コミュニケーションズ)/TVCM
※FCC賞とのW受賞

広島県呉市/海と空と、ふたりの間に。/大塚久雄(電通中部支社)/WEB
※FCC賞とのW受賞


このほか、FCC賞にはCCN会員の7作品が選ばれました。
こちらもおめでとうございます!

別府競輪/別府競輪の女達/左俊幸・伊藤寛(電通九州)/TVCM・WEB

五ヶ瀬ハイランド/五ヶ瀬ハイランドスキー場2018/左俊幸(電通九州)/TVCM

エフエム群馬/特殊詐欺対策キャンペーン「大丈夫」/福田晴久(電通中部支社)/RACM

ACジャパン/苦情殺到!桃太郎/悪意ある言葉が、人の心を傷つけている。/河野正人(博報堂中部支社)/TVCM・RACM・新聞広告

村田葬儀社/例えるなら、素うどんみたいなお葬式です。/板東秀樹(電通西日本)/チラシ

特定非営利活動法人バースデー健身/母だからこそ、自分のために。シリーズ/都竹玲子(たきC1)/ポスター

日本キャリア工業/人が2人、足りません!/板東秀樹(電通西日本)/WEB


緊張感溢れる審査会の終了後は、会場から歩いてすぐの「表邸はなれ」という、もつ鍋の有名店にて懇親会が行われました。特別審査員の古川さん、井村さんを含め、審査員、会員の皆さんが一堂に会し、もうひとつのFCC審査会がそこここで始まっていました。受賞者の挨拶もあり、レポート冒頭の左さんのコメントもここで飛び出しました。

懇親会会場の様子


さらに夜は更け、二次会は九州クリエイターの溜まり場として有名な「スゴロクモーター」へ。

路地裏に佇む名店


立ち飲みバーのような狭いつくりの建物で、お店というより知り合いの家に遊びに行ったかなようなそんな雰囲気でした。FCCのいろんな皆さんとも話をしましたが、フレンドリーなところはCCNと似ているなと感じました。さらに、皆さん一様に熱い!お酒片手に立ちっぱなしで広告談義を交わし、1時過ぎに私が店を出る頃も、まったく同じテンションで店内が盛り上がっているのを見て、九州クリエイティブの源泉をここに見た気がしました。

ひしめきあってます…熱いです


最後に、貴重な体験をさせていただいた成瀬委員長をはじめ、CCNには感謝しています。コピーライターと名乗ってまだ2年目のわたしですが、「もっともっと死ぬ気で頑張って」人の心を動かすようなコピーを書いて、CCNに恩返したいというモチベーションが高まりました。長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

2017年度FCC賞概要
全489作品
電波作品(TVCM・WEB・RACM)225作品
グラフィック作264作品